株式会社ワイエムジーワン

カーラッピングで新たな市場を創出し、今までにないビジネスを確立

路線バスを広告でラッピングしたい。
条例改正のため、都にも掛け合う

株式会社ワイエムジーワンは、カーラッピングを手がける墨田区の企業です。かつて、バスやトラックなどの商業車に広告やロゴマークを入れる場合、塗装やマーキングフィルムの貼付が一般的でした。同社は1980年代後半に印刷フィルムで車をラッピングする事業を開始。1996年には大型バスのフルラッピング製作・加工を日本で初めて行い、新たな市場を切り開きました。
「現在では企業広告入りの路線バスをよく見かけますが、以前は屋外広告物条例により禁止されていたんです。2000年に東京都と交渉し、条例改正に取り組みました」と振り返るのは、代表取締役社長の山家一繁さんです。
さらに、2008年からは個人所有の乗用車を対象に、カーラッピングの施工やフィルムの販売事業を開始。現在では富裕層や自動車愛好家を中心に、簡単に外装色を変更できるサービスとして注目を集めています。山家社長は、「このサービスを広め、多くの方にカーラッピングを楽しんでもらいたい」と語り、カーラッピングの技術指導を行う講習会を毎月開催。自動車ディーラーや関連企業が導入できる仕組みを目指すなど、業界全体を視野に入れた取り組みを進めています。

カーラッピングのノウハウを伝え、市場を拡大を目指す

ワイエムジーワンの業務には営業、デザイン、施工、事務などがありますが、とくに施工を担当する人材を求めています。入社後は先輩社員から仕事を学び、指導役には若手社員も起用することで、教える側の成長も促す独自の指導法を採用しているそうです。
働きやすさに関しては、残業はほぼなし。山家社長は、「時間あたりの生産性を高めることに注力してほしい」と社員に伝えているそうです。また、年間休日は129日に設定しています。
最後に、求める人材について山家社長に尋ねました。
「吸い取り紙のように多くのことを吸収し、学び続ける意欲のある人。就職後に当社を離れることになったとしても、新しい職場できちんと実力を発揮できるだけのスキルを身につけてもらうことを、常に考えています。そのような意欲のある人を歓迎します」
カーラッピングの施工は重いものを運ぶ作業がないことから、女性のさらなる活用を目指しています。山家社長は、「カーラッピングのスキルがあれば、全国で仕事を展開できるため、仮に配偶者の転勤があっても職を得やすいでしょう」と女性活躍の可能性を語ってくれました。社長自ら、さまざまな施策を打ち出すワイエムジーワン。こうした社風があるからこそ、今後業務内容が改善され、新たなビジネスモデルが生まれる可能性があります。

募集要項

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