株式会社鈴木工務店

人手不足の中、200名の大工を束ね、建築の新分野にも積極的に挑戦

型枠工事で多くのプロジェクトに参加
新事業展開で不動産分野にも進出

1946年に設立され、間もなく創業80年を迎える株式会社鈴木工務店は、型枠工事や内装、リノベーションなどを手がける建設会社です。大手ゼネコンからの依頼も多く、白鬚東アパートやすみだ北斎美術館など、墨田区を代表するさまざまな建造物を手がけてきました。
同社の強みの一つが、多くの大工を協力スタッフとして抱えている点だと、社長室長の鈴木達朗さんは語ります。
「大規模な工事では多くの大工が必要になりますが、昨今の人手不足で人材を確保できない会社も少なくありません。結果的に仕事を受注できなくなり、ますます人材確保に苦労するという負のスパイラルに陥りがちです。しかし当社では、約200名の大工さんのネットワークがあり、大小さまざまな現場に対応できています。お客様にも安心して発注していただけるうえ、大工さんも当社の要望に応えてくれるなど、良い循環が生まれています」
建設工事に加え、近年は不動産事業にも参入しています。
「自社で集合住宅の管理からリフォームまで一貫して行える点が強みです。まだ売上に占める割合は大きくありませんが、安定した不動産収入が経営の重要な基盤となっています」
さらに2024年10月には技術研究所を設立。現場の課題を分析することで業務効率の向上を目指しています。また設計部門の強化など、多角的な事業展開で企業価値の向上を図っています。

既存の建築業の枠にとらわれない
新しいことに挑戦したい人に来てほしい

施工管理、設計、営業、事務など、さまざまな職種で人材を募集している鈴木工務店。入社後はまず外部研修を受け、その後メンター制度のもとで業務を習得します。また社員の資格取得を奨励しており、受験料などの費用を会社が負担。「働きながら大学院で建築を学びたい」といった要望にも積極的に対応しています。
働きやすい環境づくりにも注力しており、産休・育休制度の整備や福利厚生の充実はもちろん、残業も少なめです。フリードリンクの設置や、年1回の健康診断に加え、人間ドック受診時は費用の半額を補助。また社員向けのリノベーション補助制度の導入も検討中です。
同社のオフィスは、古い外観ながら自社施工による洗練された内装が印象的で、技術力の高さを実感できます。このように歴史ある建造物の魅力を活かしながら現代的にアップデートしていくことも、同社の目指す方向性の一つです。
建設業界は「古い体質」というイメージを持たれがちですが、鈴木工務店は型枠工事による安定した経営基盤を維持しつつ、ベンチャー企業のような柔軟な挑戦も可能な点が特徴です。建築の可能性を広げたい、さまざまなスキルを身につけて成長したいと考える方には、理想的な環境といえるでしょう。

募集要項

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